アピアランスケア（ウィッグ購入費助成）について

アピアランスケアとは

　アピアランスは広く「外見」を示す言葉です。がんやがん治療により、化学療法による脱毛（頭髪やまゆげ、まつげなど）や爪の割れ・はがれ、手術痕や身体の部分的な欠損、むくみ、また放射性皮膚炎などの変化が起こることがあります。
　がん医療の進歩により、治療を継続しながら社会生活を送るがん患者が増加している今、外見が変化することで、他人との関わりを避けたくなったり、外出をしたくなくなったりと、今までどおりの生活が送りにくくなる人がいます。
　アピアランスケアとは、そのような、がんやがん治療に伴う外見の変化による気持ちの辛さを和らげるケアのことを言います。脱毛や爪、皮膚、手術痕へのケアなど、医学的・整容的なサポートとともに、その人らしくあるための心理的な支援も含まれます。

がん相談支援センター

　がん相談支援センターとは、県内どこにお住まいでも、質の高いがん医療が受けられるように、厚生労働大臣又は広島県が指定した「がん診療連携拠点病院」に設置されている、がんに関する相談窓口です。
　県内のがん診療連携拠点病院に設置されているがん相談支援センターでは、アピアランスケアについても御相談いただけます。がん相談支援センターのある医療機関に通院していなくても、どなたでも無料で、電話や面談などの方法により御相談できます。看護師や社会福祉士などの相談員が、あなたの悩みや不安に寄り添い、アドバイスや必要な情報の提供などを行っています。

がん相談支援センター（広島がんネット）＜外部リンク＞

広島県がん患者ウィッグ購入費助成事業​

　広島県では、がん患者のみなさんの心理的・経済的な負担をやわらげ、社会参加を応援し、より良い療養生活になるように、ウィッグ購入費用の一部を助成する事業を令和４年度から実施しています。

〈対象者〉     （１）～（３）の全てに該当する方

（１）申請時に広島県内に住所を有する方

（２）がんの治療を受けた方又は現在受けている方

（３）がんの治療により脱毛が生じた（又は生じるおそれがある。）ことにより対象ウィッグを購入した方

〈対象ウィッグ〉

全頭用のウィッグ（ウィッグ装着時に必要な頭皮保護用のネットを含む。）

※複数のウィッグも対象にできます。

令和４年４月１日以降に購入したものが対象になります。

〈助成金額〉　　

対象ウィッグ購入費用の合計額の５割（５万円を上限とし、千円未満の端数が生じた場合には切り捨てた額）

〈申請期限〉　　

対象ウィッグの購入日から１年以内

 ※複数のウィッグを申請する場合は、最初のウィッグ購入日から１年以内

〈助成回数〉　　

助成対象者１人につき、１回限り

※複数のウィッグについて申請する場合、１回にまとめて申請する必要があります。

★この事業は、ウィッグの購入を勧めるものではありません。自分らしく、社会生活を送る上で必要な方は、ウィッグの購入、助成金の活用を検討してみてください。

申請の流れ

【１．ウィッグの購入】
　お好きなウィッグを購入してください。購入時には必ず領収証を受け取ってください。

【２．助成金の申請】
　最初のウィッグの購入から１年以内に、申請に必要な書類を揃えて、申請窓口に提出してください。

【３．交付決定・申請者への支払い】
　申請内容を審査し、交付決定したときは、申請者に通知され、指定の口座に助成金が支払われます。

※申請に必要な書類の様式は、広島がんネット（アピアランスケアについて）＜外部リンク＞からダウンロードできます。

申請窓口・お問合せ先

広島県健康福祉局　健康づくり推進課　がん医療・共生グループ

住所　〒730-8511
　　　広島市中区基町10-52
電話　082-513-3093
FAX　082-513-3573
mail　fukensui@pref.hiroshima.lg.jp