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新型コロナウイルス感染症とは
概要
ウイルス性の風邪の一種です。発熱やのどの痛み、咳が長引くこと(1週間前後)が多く、強いだるさ(倦怠感)を訴える方が多いことが特徴です。感染から発症までの潜伏期間は1日~12.5日(多くは5日~6日)といわれています。
感染しても軽症であったり、治る例も多いですが、季節性インフルエンザと比べ、重症化するリスクが高いと考えられます。重症化すると肺炎となり、死亡例も確認されているので注意しましょう。
一般的には飛沫感染、接触感染で感染します。閉鎖した空間で、近距離で多くの人と会話するなどの環境では、咳やくしゃみなどの症状がなくても感染を拡大させるリスクがあるとされています。
飛沫感染
感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、他の方がそのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染します。
接触感染
感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきます。他の方がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ると粘膜から感染します。
コロナウイルスについて
人や動物の間で広く感染症を引き起こすウイルスです。人に感染症を引き起こすものは、これまで6種類が知られていますが、深刻な呼吸器疾患を引き起こすことがあるSARS-CoV(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス)とMERS-CoV(中東呼吸器症候群コロナウイルス)以外は、感染しても通常の風邪などの重度でない症状にとどまります。
(参考)国立感染症研究所 人に感染するコロナウイルス<外部リンク>
日常生活で気を付けること
感染予防には、一人一人の「咳エチケット」や「手洗い」などの実施がとても重要です。特に持病がある方や、高齢の方は重症化するリスクが高いと考えられますので、より一層注意してください。
1.「密」を避けて外出しましょう
集団感染の共通点は、「換気が悪く」、「人が密に集まって過ごすような空間」、「不特定多数の人が接触するおそれが高い場所」です。換気が悪く、人が密に集まって過ごすような空間に集団で集まることは避けましょう。
2.手洗い・咳エチケットを徹底しましょう
新型コロナウイルス感染症の感染経路については、飛沫感染と接触感染が考えられます。くしゃみや咳、つばなどの飛沫と一緒にウイルスが放出され、そのウイルスを吸い込む、くしゃみや咳を押さえた手で周りの物に触れてウイルスが付着し、別の人がその物に触ってその手で口や鼻を触る、などのことから感染するため、「手洗い」や「咳エチケット」が重要です。
★発熱等の風邪症状が見られるときは外出を控え、早めに相談・受診してください。
★毎日体温を測定・記録するなど健康状態の観察をしましょう。
3.規則正しい生活で免疫力を高めましょう
普段から、十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけ、免疫力を高めておきましょう。
4.適度な湿度を保ちましょう
空気が乾燥すると、のどの粘膜の防衛機能が低下します。乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って、適切な湿度(50~60%)を保ちましょう。
最新情報について
最新情報については、次のリンク先を御確認ください。
- 新型コロナウイルス感染症について(厚生労働省)<外部リンク>
- 広島県ホームページ(新型コロナウイルス感染症に関する情報)<外部リンク>