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銅製密教法具

更新日:2022年8月12日更新 印刷ページ表示

世羅町指定重要文化財(美術工芸品/工芸品) 

銅製密教法具 

昭和59年(1984)5月15日指定

 

 密教の修法に用いられる法具は、心中の煩悩をくだき仏性の智光をあらわす意味で用いられ、種類としては、金剛杵(こうごうしょ)・金剛鈴・金剛盤・輪宝(りんぽう)・羯磨(かつま)・火舎(かしゃ)・花瓶・六器ほか多くの法具がある。9世紀初め頃、空海によって中国から真言宗が、また、最澄によって天台宗が伝えられた。これらは密教と呼ばれ、手に印相を結び、口に真言を唱え、心に仏を観じるという三密の修行が行われる。その時に使われる法具(仏具)である。

 今高野山龍華寺に伝わる密教法具は銅製で、南北朝時代から室町時代へかけての特徴を待つ。金剛盤・五鈷鈴・独鈷・三鈷・五鈷から成っている。

 今高野山には、本法具セットの他に、県重文に指定された金銅製の三鈷・独鈷が伝わっている。