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絹本著色四社明神像

更新日:2022年8月12日更新 印刷ページ表示

世羅町指定重要文化財(美術工芸品/絵画) 

絹本著色四社明神像(けんぽんちゃくしょくししゃみょうじんぞう)  

昭和59年(1984)5月15日指定

 

 今高野山の鎮守社である高野明神・丹生明神の神像で、高野・丹生の神を上段に併置し、その下にそれぞれ気比明神と厳島明神を描いている。南北朝時代の優品である。

 縦72cm、横36.8cmで、表具裏の墨書から、正徳3年(1713)及び文政7年(1824)に修補されたことが分かる。裏書には、時の代官・住侶などの名が記されている。また、軸の上部裏に「備後国今高野山龍華密寺御影堂什物」の墨書がある。

 四社明神像には、高野明神の連れで、空海を高野山に案内したとされる白と黒の二匹の犬が最下段に描かれていることが多いが、今高野山龍華寺に伝わる四社明神像は画像の中ほど、高野明神と丹生明神の前(下)に描かれている。