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木造弘法大師坐像
世羅町本郷に所在する日光山医王寺(にっこうざんいおうじ)は、元は今高野山の末寺で、現在は修善院(臨済宗仏通派)管理の寺院。本尊の木造薬師如来坐像は平安時代(12世紀後半)の作で町の重要文化財に指定されている。
医王寺に伝わる木造弘法大師坐像は、45.2cm、玉眼、彩色。江戸時代の作と思われる。牀座(しょうざ)と呼ばれる椅子式の台座に座り、右手には独鈷(密教の法具)を持つ。一般的な弘法大師像は左手に数珠を持つが、この像の左手は欠損している。