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木造日蓮坐像

更新日:2022年4月8日更新 印刷ページ表示

世羅町指定重要文化財 (美術工芸品/彫刻) 

木造日蓮坐像

平成5年(1993)2月14日指定

 

藤春山円龍寺は,日蓮宗妙顕寺派の寺院で郡内唯一の日蓮宗寺院である。

本尊である木造日蓮坐像は,玉眼彩色,高さ16.2cmの小像であるが,作柄良好で,台座(台座1)天板裏に「右尊像/岩戸東□/奉(為カ)安置/開眼/日暁(花押)/本成寺/天文廿四年(1555)乙卯/六月十二日」。台座上櫃天板裏(台座2)に「京都御幸町松原下ル/禁門/法橋竹内右門/細工人」。台座下櫃天板裏(台座3)「弘化三年之九月/吉日 京御幸町松原下ル住人/禁門御内禁宮/法橋竹内右門作」と墨書がある。台座は弘化3年(1846)に修理を行っている。

円龍寺の開基は,楞源院日真上人で,彼は三谿郡灰塚(三次市)萩原城主広沢亦八郎の四男と伝える。