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広島県重要文化財 (美術工芸品/彫刻)
木造阿弥陀如来坐像
昭和29年(1954)9月29日指定
世羅町賀茂に所在する善法寺は、津口庄賀茂郷の一部地頭山内氏が護持した菩提寺と推定されている。山内一帯には大型の宝篋印塔や五輪塔なども造立され、善法寺古石塔群として世羅町指定重要文化財になっている。山内氏が去った後は、賀茂の浦壁山堀城主の栗原氏が同寺の護持に努めたと伝えられる。
同寺の本尊阿弥陀如来坐像は、割矧一木造で、漆箔をしない彩色像である。像高64cmで、表情は抑揚がなく、体節も肉付けを抑え、納衣の線も平行的な単純な仕上げとなっており、12世紀初頭の作と思われる。