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石包丁(金井原遺跡出土)

更新日:2021年9月24日更新 印刷ページ表示

石包丁(金井原遺跡出土)

 

世羅町川尻に所在する金井原遺跡は、平成17・18年に道路改良工事に伴い発掘調査された、弥生時代中期の集落跡である。

弥生土器のほか、62点に及ぶ土製紡錘車片、石鏃などが出土している。

石包丁は、遺跡の南端に位置する6度の建て替えが確認されている竪穴式住居跡から出土した。磨製の石包丁で、泥質砂岩製。完形品ではあるが中央で折れた状態で出土した。世羅町内で完形の石包丁が出土した例はほぼない。弥生時代中期に世羅においても稲作が行われていたことを立証する資料である。